2013/08/26

日本人に不足しがちな栄養素

今の日本で、栄養不足なんていうものがあると思っている人はいるでしょうか。
実際、私たちは、美味しい食事を摂っていると思いがちですが、栄養的に見ると、意外にも不足しがちだと言われています。
ビタミンやミネラルが不足し、炭水化物や脂肪ばかりの食事を日常的に行っているという人が、日本では多い傾向にあります。

その要因としてあげられるものは、日本食離れが進み、パンや油脂を多く使ったカロリーの高い食事をする人が増加しているためです。
野菜自体が含有している栄養素の量も、近年では少なくなってきています。
1980年のにんじんは、1950年のにんじんと比べると、ビタミンAの量が三分の一以下になっていたといいます。

現代のニンジンは、1980年のニンジンよりも栄養が減っているといいます。
昔と同じ量の野菜を食べても、体内に吸収できる栄養の量はかなり少なくなっています。
野菜の栄養価が下がっているのは、日本の土地が痩せてきているからです。

土壌に含まれるビタミンやミネラルは、土から栄養素を吸い上げています。
土の中に含まれている栄養が足りないことが、野菜の栄養不足になっています。
栄養の少ない食事が増えたバックグラウンドには、加工食品への依存率が高くなってことがあります。

レトルトパウチや缶詰の登場頻度がふえたことはもちろん、精製された調味料や、米を使っていることも、関係しているといえます。
ビタミンは、熱をかけると破壊させる性質があります。
サプリメントを使って、食事のみでは不足しやすい栄養素をおぎなうことは、現代人にとっては重要な役割を果たしていると言えるでしょう。